? meytél 個展『青白い連中』
音楽家・画家として活動する、? meytél(メーテル)の展覧会を開催します。
彼女の心中の存在である人形たち「青白い連中」が、一堂に会します。
私がピアノを弾き始めるより前、たくさんの人形に囲まれて過ごしました。
人形と話し、あるいは私がなりきり、私じゃないものの言葉でしか話せないことを脈絡もなく話しました。
私の体は私の形をした人形、
いつからどうしてここに居たのだか、何も知らないままこの世界に現れたことを、よく忘れてしまう。
みんなずっと、自分の体の中に一人で宿ることしかできない。
大きすぎたり小さすぎたり
美しかったり醜かったり
丈夫すぎたり脆すぎたりする人形の中に宿っている。
体と心を持って生きてることじたいが時間の正体。
心を持ってないことを自覚してない
体をもってないことを自覚してない
あるいは自分が世界に存在してることを、まだ知らない
あるいはちょうどいい場所をまだ見つけてない 心たちのための入れ物
なんで私に作り出されたのか、召喚されたのかまだ知らない、青白い連中
Information
2018.2.23sat & 24sun
13:00-20:00 | 入場無料
2.24sun 17:30より30分間はライブ準備中となります。
? meytél (メーテル)
1987年、東京世田谷の団地で生まれ育つ。(もう無い)
運動が嫌で、人形遊びが好きで、母が坂本龍一の「戦場のメリークリスマス」を弾かせたかったので3歳からピアノを習うことになる。
ドビュッシーとYMOとビル・エヴァンスに憧れるけど、反抗期がひどすぎて周りを困らせ、自分も困る。
入学した高校が合わずに中退、両親からの救済で音楽の学校へ転入。最末期のルーズソックスを履いてた女子高生。
二十歳の夏休みの旅行で、パリの街の虜になって、パリに住むことが夢になる。
音楽の勉強しかせず、就活もせずに楽んだ学生時代を終えて不安になることも特になく、大学の卒業制作として作詞作曲・録音したことがきっかけで2010年から歌とその映像作り、ライブ活動を始める。歌って欲しい歌い手が特別いなかったので自分で歌うようになった。
なんとかしてデザイナーとして働かせてもらえるようになると、仕事が息詰まった時の落書きをSNSに投稿することが心の助けになる。それがきっかけで四軒茶屋で個展をさせてもらうことになり、絵を描き始める。
——『印象は儚げな透明コレクション』(2016)
2018年の四軒茶屋での個展『phenomenon/persfective』に招き、歌ってもらったグルパリ氏が同年8月に飯島商店で開催した個展『演奏』に、今度は招かれて歌いにいく。
ふんわりしすぎてしまいいつもわからなくなってしまうので、道しるべとして新たな展覧会をさせてもらうことにしました。
2018.2.24sun「 ? meytél ワンマンライブ」予約フォーム
18:00開場 18:30開演 / 料金 ¥1,500 +1d¥500